Takashima Masayuki
日本の国土面積は世界第61位と小さく、金属・エネルギー資源に乏しい資源貧国で資源・エネルギーは輸入するもの、と言うのが我が国では一般的な認識です。
ところが、日本のEEZ(排他的経済水域)は世界第6位(海外領土含む場合第8位)の広さを誇り、その深海底には世界第1位の埋蔵量と言われる海底熱水鉱床(金・銀・銅・鉛・亜鉛などを多く含む)、同2位のコバルトリッチクラスト(マンガン・ニッケル・コバルト・プラチナなどを多く含む)や日本の天然ガス消費量100年分のメタンハイドレート(シャーベット状のメタンガス)が存在することが確認されています。
JAPICは、日本がこれらの海底に眠る資源・エネルギーを世界に先駆けて開発し、新産業分野として海洋資源産業を立ち上げ、資源大国日本へと変貌を遂げるべきと考えています。
当委員会は平成20年(2008)発足、民間企業約50社・専門家・独立行政法人が集まり、海底の資源・エネルギーについて、有識者の講演や海洋新産業創出に向けた研究を進めています。
活動方針
平成30年(2018)5月閣議決定の第3期海洋基本計画を踏まえ、海洋の産業利用を目指し、この分野で産業界がビジネスを展開できるよう積極的に取り組んでいきます。
- 海底熱水鉱床の研究
- コバルトリッチクラスト等他の海洋資源
活動実績
【政策提言】
令和6年(2024)3月 進藤孝生JAPIC会長より、村瀬佳史 経済産業省資源エネルギー庁長官へ手交
令和4年(2022)10月 提言「コバルトリッチクラスト開発の産業化に向けて」(PDF:152KB)
平成25年(2013)5月 提言「海洋新産業の創出に向けた海底熱水鉱床の早期開発」発表(PDF:237KB)
平成22年(2010)4月 「我が国排他的経済水域(EEZ)内海洋資源開発による経済波及効果および新規雇用者数試算」発表(PDF:177KB)
平成20年(2008)12月「わが国の排他的経済水域(EEZ)内の海底資源の推定賦存量」発表(PDF:715KB)
【委員会活動】
令和6年(2024)7月第38回委員会を開催
令和5年(2023)7月第37回委員会を開催
令和5年(2023)3月第36回委員会を開催
令和4年(2022)7月第35回委員会を開催
令和3年(2021)11月第34回委員会を開催
令和2年(2020)12月第33回委員会を開催
令和元年(2019)11月第32回委員会を開催
令和元年(2019)5月第31回委員会を開催
平成20年(2008)6月第1回委員会を開催
海洋資源事業化委員会は、内閣府の海洋資源開発技術プラットフォームを事務局として支援しています。