Aoyama Nobuaki
2050 年に向けたカーボンニュートラル社会の実現に向けて、⽔素の活⽤は⽇本にとって重要なテーマです。しかしながら、現時点では、⽔素は他の化⽯燃料を主体とするエネルギー資源同様に、海外からの輸⼊を前提とした議論が⾏われています。ウクライナ危機やガザ紛争などの国際社会の分断によって明らかになった世界のエネルギー供給の不安定性や地政学的リスクを考慮すると、将来的には国内での⽔素⽣産・供給・輸送・消費に⾄るサプライチェーンの構築が⽇本のエネルギー安全保障上必須と考えます。その際、⽔素を今後の再⽣可能エネルギーの中核を成す陸上や洋上の⾵⼒発電所の電⼒から⽣産することができれば、国産のグリーン⽔素として世界に誇れる⽔素サプライチェーンを構築できると考えます。
このような理想的な国内⽔素サプライチェーン、ひいてはカーボンニュートラル社会の実現を⽬指して、従来の「天然ガスインフラ整備・活⽤委員会」を「⽔素サプライチェーン整備委員会」に改組し、本委員会は発足致しました。
活動方針
当委員会では、国内で最も⾵況が良くコスト競争⼒のある北海道・東北地域の⾵⼒発電のポ テンシャル調査及びその電⼒を活⽤した安価な⽔素製造⽅法の検討、及び、北海道・東北地域から⾸都圏・中部圏・関⻄圏への⽔素輸送⽅法(タンカー、パイプライン等)及び関連インフラ整備の検討を行うとともに、国内での⽔素利⽤マーケットのポテンシャル及びスケジュールのリサーチを行い、提言につなげて参ります。
活動実績
【委員会活動】
令和6年(2024)11月第2回委員会を開催
令和6年(2024)7月第1回委員会を開催
---(旧委員会)天然ガスインフラ整備・活用委員会---------
【シンポジウム】
平成28年(2016)11月「北東アジアガスパイプラインフォーラム(NAGPF)Executive Committee Meeting 2016」を開催
【委員会活動】
令和4年(2022)3月第15回委員会を開催
令和3年(2021)12月第14回委員会を開催
令和3年(2021)10月第13回委員会を開催
令和3年(2021)7月第12回委員会を開催
令和2年(2020)11月第11回委員会を開催
令和元年(2019)11月第10回委員会を開催
平成30年(2018)11月第9回委員会を開催
平成30年(2018)7月第8回委員会を開催
平成26年(2014)2月第1回委員会を開催