大分県日田市中津江村。日田杉で有名なこの地で、先人たちから受け継いだ森林を守るために奮闘しているのが、田島山業の田島信太郎代表です。 ここ数年で大きな変化があったという九州の木材需要についてや、持続可能な林業経営のために田島山業が取組む“産直住宅プロジェクト”など、林業の現場からの声をお届けします。

近年、建築資材として世界的に注目を集めているCLT。CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板（ラミナ）を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。厚みのある大きな板を構成でき、建築構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。 今回は、CLTおよびCLTを用いた工法の普及を通じて、森林資源の有効活用や循環型社会の実現を目指す、一般社団法人日本CLT協会会長 中島浩一郎さんにCLTの普及状況や、木材利用の今後について伺いました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場である新国立競技場。国産材をふんだんに使い、神宮の森に溶け込むような競技場を設計したのが、建築家の隈研吾さんです。隈さんは、早くから木材に着目し、木の可能性を追求した、斬新であたたかみのある建築を数多く手がけています。 今回は、建築界の木材利用のリーダーである隈研吾さんに、木材の魅力や可能性について伺います。

民間最大の森林保有面積を誇る王子ホールディングス。今回は、篠田和久会長に、社有林を取り巻く環境の変遷や、社有林で行われている社会貢献活動、そして王子ホールディングスが目指す今後の森林経営のビジョンについてお話を伺います。

５５４万haという全国一となる森林面積を保有する北海道。北海道では、本州と比べて急峻な地形が少ない特徴を活かし、高性能林業機械の導入や、林道網の整備などを行い、効率的な木材供給体制づくりをすすめています。 今回は、高橋知事に、北海道の取り組みについてお伺いします。

「岐阜は木の国、山の国」と岐阜県民の歌でもうたわれ、県土の81％を森林が占めるなど、国内有数の森林県である岐阜県。 今回は、古田知事に、岐阜県の取り組みについてお伺いします。

日本最大の合板メーカー、セイホク株式会社。国産材を活用した合板づくりや、木材の再利用、木質資源循環システムの構築など、地球環境の保護と住環境の充実を目指した取り組みについてお伺いします。また日本合板組合連合会会長でもある井上篤博社長は、日本の合板産業の歴史を振り返りながら、世界に誇る日本の森林資源の有効活用と、今後の木材需要拡大への思いを熱く語ります。

再生可能な自然素材である「木」を活かし、「住生活」に関するあらゆるサービスを提供し続ける、住友林業株式会社の矢野龍代表取締役会長にお話をお伺いします。

日田杉が有名な大分県日田市中津江村で林業を営む田島山業。今回はその作業現場にお伺いして、実際の作業の様子や、林業の現状と展望についてお話を伺います。 木を切るための作業路の拡充や、最新鋭の林業機械の導入、そして製材所への直送体制など、全国でも最先端の取組みを進めていると自負する田島代表。しかし、まだ採算が取れない状況であると言います。田島代表が考える林業の課題と、今後の展望とは。

県の面積の7割が森林で、木材生産量全国第5位の大分県。 ここでは、高性能林業機械の導入や間伐材を利用した木質バイオマス発電など、最先端の取り組みが行われており、こうした取り組みが実を結び、少しずつ若手の林業従事者も増えているといいます。今回、広瀬知事には、大分県の林業の現状から、林業復活が及ぼす地域への影響、そしてその期待についてお話いただきます。

木材の取り扱いから始まり、森づくりに100年以上係わってきた三井物産株式会社。 槍田松瑩会長に企業として取り組んできたことを語っていただく。

第19代日本商工会議所会頭に就任した三村氏が、施政演説で語ったのが「林業復活」。 この演説で三村氏は「産業としての林業復活は地域活性化の有力な対策である」と位置付けた。 このインタビューでは、林業に関心を示した経緯や、自らが会長を務めるＪＡＰＩＣの活動、 そして、この国民会議の設立理念などを語っていただく。