10/21・22 「林業北陸サミット会議」を開催、約650名が参加しました。
10月21日(水)、林業復活・地域創生を推進する国民会議(会長:三村明夫 日本商工会議所会頭)、石川県、金沢市、小松市、北陸経済連合会、石川県商工会議所連合会が主催した「林業北陸サミット会議~森林資源の利活用を通じた地方創生を目指して~」を金沢市の石川県立音楽堂で開催、北陸地域の林業関係者をはじめ、全国から企業関係者ら約650名が参加しました。
JAPICは事務局として会議の企画・運営に携わりました。これまで同会議は、東京で初開催、その後、九州(大分県日田市)、東北(岩手県遠野市)で開催、4回目となる今回は石川県での開催となりました。
冒頭、主催者を代表して三村会長は「今年5月に開催した全国植樹祭のテーマ"森林資源の利活用"と林業サミットの理念が合致し、石川県での開催も時宜を得たものとなった。2年前に活動を開始してから国産材の需要拡大に向けた様々な提言や啓蒙活動を行ってきて確かな手ごたえを感じるが、2020年までに自給率50%達成目標にはまだまだ遠い。林業関係者による競争力強化に向けた努力は勿論だが、国・地方自治体・経済界が一体となり真剣に知恵を絞っていかなければならない。」と挨拶をしました。続いて、竹中博康石川県副知事、山野之義金沢市長、和田愼司小松市長、佐村知子内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地域創生総括官補が挨拶をしました。
その後、今井敏林野庁長官が「林業の成長産業化による地方創生~豊富な国内の森林資源をフル活用~」と題して基調講演を行いました。また地元の取組み事例として、金沢市が「金沢産材利活用の取り組み」、コマツが「地域林業活性化と木質バイオマス」、中東が「大断面集成材への国産材利用拡大」について発表しました。九州経済連合会やJAPIC森林再生事業化委員会や林業復活・地域創生を推進する国民会議での取組み事例も発表されました。
最後に「林業北陸サミット宣言」を採択して閉会しました。
翌22日(木)は、約100名が参加して、小松市のコマツ粟津工場、かが森林組合那谷工場、こまつの杜、サイエンスヒルズこまつを視察しました。コマツ粟津工場では木質バイオマス蒸気ボイラーやICTを活用したブルドーザーによる整地のデモンストレーションなど最新技術に触れ、かが森林組合那谷工場では、製材や木質バイオマスのチップ製造など木材活用事業の一連工程を見学しました。
21日(水)会議の様子は、NHK金沢をはじめテレビ局4社に取り上げられました。また、読売新聞、北國新聞、鉄鋼新聞、産業新聞、建設工業新聞等にも記事が掲載されました。
【林業北陸サミット会議】
(左)佐村知子内閣官房まち・ひと・しごと・創生本部事務局創生総括官補 (右)今井敏林野庁長官
(左)主催者挨拶:三村明夫会長 (右)林業復活・地域創生を推進する国民会議 鍋山徹氏
(左)林業北陸サミット宣言 (右)会場風景
【事前視察会(金沢城公園)】
【視察会】
コマツ粟津工場
(左)かが森林組合那谷工場 (右)こまつの杜