5/30「広域地域経営シンポジウム」を開催しました。

動画(ダイジェスト版)

動画(完全版)

1.開会挨拶

2.基調講演 東京工業大学名誉教授 柏木孝夫氏
「地域主導のシュタットベルゲビジネスとオープンイノベーション」

3.モデル地域概況 一般財団法人日本みち研究所専務理事 森山誠二氏
「福島復興の現状と課題」

4.提言紹介 パシフィックコンサルタンツ株式会社常務取締役 千葉淳氏
「広域地域経営委員会提言」

5.特別講演 スタンフォード大学医学部主任研究員 池野文昭氏
「日本版ライフサイエンス&ヘルスケアスタートアップエコシステムの構築:シリコンバレーを参考に」

6.パネルディスカッション

日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)」は5月30日、「広域地域経営シンポジウムー地域の成長機会を確実に事業へと導く創造型の広域連携に向けて」を、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館及びオンラインにて開催しました。

基調講演では、東京工業大学名誉教授の柏木孝夫氏が、「21世紀型産業は大量消費を支える上で循環型社会であることの重要性が増した」ことを踏まえ、「デジタライゼーションとデータ、半導体とマネジメントを上手く組み合わせて経済循環を作る必要がある」とし、その先進的な取組みの一つにシュタットベルゲの経済循環モデルがあることを語られました。

次いで、日本みち研究所専務理事の森山誠二氏からは、福島復興の現状と課題として、JAPICが検討する広域地域連携のモデル検討対象地の福島県双葉地域の実状をお話しいただきました。

これらを受けてJAPIC広域地域経営委員会委員長代行のパシフィックコンサルタンツ常務取締役千葉淳氏より、全国的な人口減少社会の課題を克服する広域地域経営を進め、その中心的な仕組みとして民間主導の中間支援組織(「公益バウンダリースパナ―(公益事業創生社)」)に向けた制度創設をはじめとする提言とその実現・普及拡大に向けた意欲を示しました。

シンポジウムの後半では、特別講演としてスタンフォード大学医学部池野文昭氏から米国シリコンバレーのイノベーションやスタートアップを支える広域地域の実例を紹介いただきながら、「地方は日本の未来」、「ボーダーを意識しない時代だからこそ広域連携」といった示唆をいただきました。

パネルディスカッションでは池野氏による進行のもと、双葉地方町村会常務理事御代典文氏、NTT東日本-東北・まちづくりコーディネート担当課長安藤嵩氏、北海道開発技術センター理事原文宏氏、パシフィックパワー代表取締役社長合津美智子氏を交え、広域地域を巻き込んで行動する各々の活動や悩み、将来の夢を語っていただきました。

JAPICは、人口減少下の地域活性化は全国的な課題であるとともに、その克服がイノベーションにつながるきっかけになるとの認識のもと、今後とも各地の経済団体やまちづくり関係者と協調して地域づくり支援を行って参ります。

開催案内フライヤー(PDF約1.6MB)

■基調講演

「地域主導のシュタットベルゲビジネスとオープンイノベーション」(PDF約12.5MB)


東京工業大学名誉教授/(一財)コージェネレーション・エネルギー高度利用センター理事長 柏木孝夫氏

■モデル地域概況

「福島復興の現状と課題」(PDF約25.5MB)
一般財団法人日本みち研究所専務理事 森山誠二氏

■提言紹介

「広域地域経営委員会提言」(PDF約1.0MB)
パシフィックコンサルタンツ株式会社常務取締役 千葉淳氏(JAPIC広域地域経営委員会委員長代行)

■特別講演

「日本版ライフサイエンス&ヘルスケアスタートアップエコシステムの構築:シリコンバレーを参考に」(PDF約12.5MB)
スタンフォード大学医学部主任研究員/MedVenture Partners株式会社共同創業者 池野文昭氏

■パネルディスカッション

コーディネーター
スタンフォード大学医学部主任研究員/MedVenture Partners株式会社共同創業者 池野文昭氏

パネリスト
双葉地方町村会 常務理事兼事務局長 御代典文氏
NTT 東日本-東北株式会社福島支店 まちづくりコーディネート担当課長 安藤嵩氏
(一社)北海道開発技術センター 理事 原文宏氏
パシフィックパワー株式会社 代表取締役社長 合津美智子氏