2/29「JAPIC駅×まちイノベーションフォーラム」を開催しました。
「海外における都市空間リノベーションの最新事例」(大草 徹也 氏) 「東急沿線における『駅を中心としたまちづくり』」(髙橋 俊之 氏) パネルディスカッション(渡邉 浩司 氏、大草 徹也 氏、髙橋 俊之 氏、杉本 容子 氏、高岸 実良 氏、白水 靖郎 氏) |
日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)」は2月29日、鉄道駅を中心として形成されるまちの魅力の再構築を考えるシンポジウム「駅×まち イノベーションフォーラム 2024大阪ラウンド」を、大阪市のエル・シアター及びオンラインにて開催しました。
基調講演では、政策研究大学院大学客員教授の森地茂氏が、「東京の魅力的な鉄道沿線には5~6kmごとに魅力ある拠点駅がある」ことを踏まえ、「鉄道サービスに対する期待は速度や料金から快適さが重視される時代となっている」と、拠点駅を中心とした魅力ある快適なまちづくりの重要性を語られました。これを受けて、民間都市開発推進機構常務理事の渡邉浩司氏は、これまで機能性が重視されていた駅まち空間はコロナ禍を経て「居心地の良さなど人々が幸せになれるか」が重要となっているとの認識のもと、「『駅』と『まち』と『ひと』の幸せな関係」が生まれる駅まちづくりへの期待をお話しされました。
次いで、三菱地所設計代表取締役専務執行役員の大草徹也氏から海外事例、東急専務執行役員の髙橋俊之氏から東急沿線まちづくりをご紹介いただき、JAPICからは十三・自由が丘を題材としたケーススタディを発表しました。
パネルディスカッションでは渡邉氏による進行のもと、大草氏、髙橋氏に加え、地元大阪でまちづくりに取り組むワイキューブ・ラボ代表取締役の杉本容子氏、阪急電鉄沿線まちづくり推進部長の高岸実良氏、JAPIC委員で中央復建コンサルタンツ専務取締役企画本部長の白水靖郎氏を交え、東京側3名・大阪側3名のまちづくり実務家による議論を行いました。
JAPICは、都心辺縁部の拠点駅におけるまちの魅力の再構築が日本の活力や快適性を高める鍵となるとの認識のもと、今後とも各地の経済団体やまちづくり関係者と協調して駅まち空間づくりの支援を行って参ります。
開催案内フライヤー(PDF約2.0MB)
■基調講演
「駅とまちの魅力づくり」(PDF約1.3MB)
森地 茂 氏 政策研究大学院大学 客員教授 名誉教授
「駅まち空間に対する取り組み方-駅とまちの幸せな関係-」(PDF約4.4MB)
渡邉 浩司 氏 (一財)民間都市開発推進機構常務理事 前国交省大臣官房技術審議官
■事例紹介
「海外における都市空間リノベーションの最新事例」(PDF約13.4MB)
大草 徹也 氏 (株)三菱地所設計 代表取締役専務執行役員
「東急沿線における『駅を中心としたまちづくり』」(PDF約7.4MB)
髙橋 俊之 氏 東急(株)専務執行役員開発事業ユニット、ビル・ホテル運用事業ユニット管掌
■JAPIC国土・未来プロジェクト研究会提言発表
「大都市の都心辺縁部における駅まち空間再構築」(PDF約7.5MB)
十三提言 乾 靖 氏 JAPIC駅まちWGリーダー((株)竹中工務店まちづくり戦略室専門役)
自由が丘提言 佐々木 雅幸 氏 JAPIC駅まちWG委員
■パネルディスカッション
コーディネーター
渡邉 浩司 氏 (一財)民間都市開発推進機構常務理事 前国交省大臣官房技術審議官
パネリスト
大草 徹也 氏 (株)三菱地所設計 代表取締役専務執行役員
髙橋 俊之 氏 東急(株)専務執行役員開発事業ユニット、ビル・ホテル運用事業ユニット管掌
杉本 容子 氏 (株)ワイキューブ・ラボ代表取締役/一般社団法人水辺ラボ 代表理事
高岸 実良 氏 阪急電鉄(株)沿線まちづくり推進部長
白水 靖郎 氏 中央復建コンサルタンツ(株)専務取締役企画本部長