7/31 「JAPIC瀬戸内クルーズシンポジウム~島たびクルーズで瀬戸内の魅力を世界へ~」を開催しました。(動画・資料公開)
7/31(月)、主催:JAPIC、共催:(一社)中国経済連合会・(一財)みなと総合研究財団(WAVE)にて標記シンポジウムを開催し、会場・オンライン合わせて700名超の皆様のご参加をいただきました。
【動画視聴】
シンポジウム動画(約3時間)
JAPIC丸川専務理事による開会挨拶に続き、岸田文雄内閣総理大臣からのご祝辞を披露させていただきました。
次いで、お二人の来賓よりご祝辞をいただきました。
広島県山根副知事からは、世界のクルーズ業界において瀬戸内海への注目度が確実に高まっているとのお話をいただきました。
国土交通省中国地方整備局の牧野副局長には、瀬戸内海の景観については、19世紀の英国実業家のトーマス・クックやオランダ商館医のシーボルトもその美しさに驚いたというエピソードをご紹介いただきました。
基調講演では、三名の有識者より多面的な内容の講演をいただきました。
みなと総研の山本理事(兼クルーズ総合研究所長)からは、「サステナブルな瀬戸内クルーズ」と題して、「ゼロカーボンクルーズ」「サステナブル旅行」「オーバーツーリズム回避」といった地球環境、地域環境、地域住民への配慮や調和の必要性が語られました。
中国経済連合会の山本常務理事からは、「クルーズ振興に向けた瀬戸内海クルーズ推進会議の取り組みについて」と題して、瀬戸内海をエーゲ海やカリブ海に並ぶクルーズの海とするための取り組みについてご紹介いただきました。
そして、JAPIC国土・未来プロジェクト研究会瀬戸内WGの越智リーダー(五洋建設顧問)には、JAPIC国土造りプロジェクト構想の一つである「瀬戸内クルーズネットワーク構想」を説明していただきました。
後半のパネルディスカッションでは、クルーズ業界の人材育成に長年尽力されている大阪大学大学院赤井教授によるコーディネートのもと、多様なポジション・バックグラウンドのパネリストの皆様が、瀬戸内クルーズ観光の可能性と関係者による連携の重要性など多様な論点を語り合いました。
【パネリスト】
呉市長 新原芳明氏
広島県土木建築局空港港湾担当部長 内藤孝氏
広島県旅客船協会会長/瀬戸内海汽船 代表取締役社長 仁田一郎氏
JR西日本 営業本部広島営業部長 林田広司氏
JAPIC国土・未来プロジェクト研究会 瀬戸内WGメンバー 石﨑晶子氏
(パシフィックコンサルタンツ㈱経営企画部チーフプロジェクトマネージャー)
最後に、中国経済連合会の清水会長の閉会挨拶にてシンポジウムの幕を閉じました。
JAPICでは、インバウンドの本格復活の動きも見据えつつ、今後の瀬戸内クルーズのますますの発展と地元振興に向け、地元経済団体・官民関係者と連携して各種活動を行って参ります。