1/19 第3回「林業復活・地域創生を推進する国民会議」を開催しました。
1月19日(火)にホテルグランドアーク半蔵門にて、第3回「林業復活・地域創生を推進する国民会議」を開催し、先進の事例報告と、1年間の活動にてまとめた提言を公表しました。今回は、290名を超える方々にご参加頂きました。
国民会議は、前JAPIC会長で、日本商工会議所の三村会頭を会長に、2013年12月に発足しました。国産材の需要拡大を通して地方経済の活性化を目指すべく、企業や団体をはじめ汎く国民に必要性を発信し、機運醸成を図っていくことを使命として活動しています。
今回は、司会にフォレストサポーターズの草野満代氏に務めて頂きました。
冒頭、三村会長より「地域創生における林業の重要性が改めて認識される時代にあって、2020年までに自給率50%を目指すという我が国の目標達成に向けて、国産材の利活用の拡大に向けた国民への啓発に、一段と知恵を絞っていく考えである」と挨拶があり、続いて共催者の出井美しい森林づくり全国推進会議代表より、ご挨拶頂きました。
その後、来賓の森山農林水産大臣より「地域の森林資源を活用し、林業の成長産業化を図ることは地域創生の実現にも繋がると確信している。」「新国立競技場のデザインは、木造を象徴的に使う案が採用された。木造化、木質化は我が国の木の文化を、世界に発信する好機である。」とご挨拶頂きました。また、齋藤農林水産副大臣より「日本の森林を子孫にきちんとした形で伝えていくことは、現世代の大事な使命であり、ビジネスとして成り立っていく必要がある。皆さんのお力添えが必要であり、国民会議を一緒に盛り上げていきたい。」とご挨拶頂きました。
小泉自由民主党農林部会長からは、「意外にできないと思い込んでいるだけで、やってみればできることは一杯ある。70%の森林面積を持つ日本で、本格的に林業ビジネスに乗り出す時代が来たと考える。そのためにも、山は儲かる、森林はビジネスになるという実例を多く作り上げていくことが必要だ。」とご挨拶を頂きました。
また、日比野克彦東京藝術大学教授による基調講演に続き、事例報告として福田川崎市長、平田すてきナイスグループ取締役、谷北海道下川町長よりご報告頂きました。
総括として、「林業復活・地域創生推進委員会」の槍田委員長(三井物産顧問)より、林業の成長産業化のための具体的な課題解決策の検討を行っている「林業復活・地域創生ワーキング・グル―プ」の活動報告について挨拶があり、鍋山WG主査((一財)日本経済研究所専務理事)より、具体的な提言の説明がありました。
開催後、鉄鋼・建設・林業等の専門紙にも多数取り上げられました(下記参考記事)。
月刊「森林と林業」2016年2月号(発行:一般社団法人日本林業協会)
【挨拶】
(左)森山農林水産大臣 (中)齋藤農林水産副大臣 (右)小泉自由民主党農林部会長
【基調講演】
【事例報告】
(左)福田川崎市長 (中)平田すてきナイスグループ㈱取締役 (右)谷北海道下川町長
【基調報告】
(左)槍田三井物産㈱顧問 (中)鍋山(一財)日本経済研究所専務理事
【会場】