2/2 第2回「海洋資源開発技術プラットフォーム会合」を開催しました。

2月2日(金)、JAPICと三菱総合研究所が事務局を務めている、第2回海洋資源開発技術プラットフォーム*1)会合が、三田共用会議所にて開催され、200名を超える方々にご参加頂きました。

冒頭、主宰者の髙島正之総合海洋政策本部参与会議参与(JAPIC海洋資源事業化委員長)は、「海洋は世界的にも未開拓のフロンティアであり、その産業利用促進は経済成長のための喫緊の課題であるだけでなく、安全保障や海洋権益確保にも直結する」とし、「世界で50兆円ともいわれる海洋資源産業の市場における日本企業のシェア拡大をめざし、産官学が英知を結集し、共に邁進したい」と挨拶しました。
来賓として、羽尾一郎内閣府総合海洋政策推進事務局長より、ご挨拶を頂きました。

つづいて、第1部では、メタンハイドレート開発について、佐伯龍男JOGMECメタンハイドレート研究開発グループリーダー、同 山本晃司開発生産チームリーダーより、昨年4~9月にかけて行われた第2回メタンハイドレート海洋産出試験について、ご説明頂きました。

第2部では、廣川満哉JOGMEC金属資源技術部長より、昨年8~9月にかけて行われた海底熱水鉱床採鉱・揚鉱パイロット試験の結果概要について、さらに、浦辺徹郎SIP次世代海洋資源開発調査技術プログラムディレクターより、SIP次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)について、ご説明頂きました。

講演後の質疑応答においては、会場から技術的な質問がなされ、活発な議論が行われました。

*1)海洋資源開発技術プラットフォームは、昨年、海洋産業と資源産業の連携を強化するために創設されました。先端的な海洋資源開発の実用化促進と、海洋産業の競争力強化を目指して、造船、舶用工業、海運、エンジニアリング等、海洋産業と資源開発会社が一堂に会し、資源開発プロジェクトの現状と将来の見通しや新技術の利用可能性等の技術情報の共有を行っています。

◆開催概要

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