2/12 大分市「豊予海峡みらいづくりシンポジウム~新たな国土軸の構築に向けた交流圏域の形成~」に参加しました。
2月12日(水)、大分市が主催する「豊予海峡みらいづくりシンポジウム~新たな国土軸の構築に向けた交流圏域の形成~」が、コンパルホール(大分市)で開催され、約350名が参加しました。
本シンポジウムは、豊予海峡ルートの実現に向けた機運の醸成を図ることを目的に行われ、前回2017年5月開催のシンポジウムに引き続き、当会から藤本貴也国土・未来プロジェクト研究会委員長及び丸川裕之専務理事が参加しました。
佐藤樹一郎大分市長より、豊予海峡ルートづくりの意義を知り、認識してもらうことが実現に向けた第一歩になるとのご挨拶で開会し、磯田健大分県企画振興部審議監より、大分県知事のご挨拶が披露されました。
第一部では、
1.奥野信弘名古屋市都市センター長が「将来の広域連携をつくる豊予海峡ルート」、
2.藤本貴也JAPIC国土・未来プロジェクト研究会委員長が「豊予海峡連絡プロジェクト早期実現のために」、
3.岸弘之国土交通省国土政策局計画官が「スーパー・メガリージョン構想について~リニア時代の国土づくり~」、
と、それぞれ題した基調講演が行われました。当会藤本委員長からは、豊予海峡ルートの早期実現に向けて、①ヨーロッパのインフラ事業、②地域振興、③事業の整備効果、④新技術の活用の4つの視点から説明し、最後に、東京湾アクアラインを事例に、地道な調査や継続して言い続けることの重要性が説かれました。
続く第二部では、「豊予海峡ルート整備に向けた愛媛と大分の今後の交流について」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、コメンテーターとして木村俊介明治大学公共政策大学院教授、コーディネーターとして吉村日本文理大学工学部教授、パネリストとして、佐藤樹一郎大分市長、高門清彦伊方町長、橋本均大分商工会議所・大分経済同友会、平川暢教大分県中部振興局地域振興部長、山本泰士愛媛県企画振興部地域振興局長、丸川裕之当会専務理事が登壇し、豊予海峡ルート整備による効果や両県の今後の交流について、現状の問題点や連携強化の必要性等の意見が挙げられました。
当会では、大分県と愛媛県の2県に留まらず、四国・九州、さらには関西・中国を含めた西日本圏の活性化を目標に、他の提言プロジェクトと併せ、豊予海峡ルートの早期実現に向けた機運の醸成を行ってまいります。