11/15松山市において、 国土・未来プロジェクト研究会シンポジウム「四国振興のためのインフラ整備の実現に向けて」を開催しました。

11月15日(金)、四国新幹線整備促進期成会殿とJAPICの共催によるシンポジウム「四国振興のためのインフラ整備の実現に向けて」をANAクラウンプラザホテル松山(松山市)で開催し、約300名を超える方々にご参加頂きました。

当日は、自然・歴史・文化・景観等の豊かな資源に溢れる四国の振興を支える具体的なプロジェクトとその方策に関する講演とパネルディスカッションが行われました。

冒頭、神野一仁愛媛県副知事のご挨拶で始まり、JAPIC中村英夫副会長(東京都市大学名誉総長)が、四国が抱える課題やその原因に対して、他の地域で成功している地域振興事例を紹介するとともに、具体的な方策案として、「四国新幹線の早期整備」、「スポーツ都市の創設」、「文化・観光施設の整備」を述べました。

その後、同研究会の山﨑隆司委員から「単線方式を活用した『四国の新幹線』早期整備」、越智修委員から「世界に誇れる『瀬戸内海の再発見』と回遊型観光振興」について説明しました。続いて、波床正敏大阪産業大学教授から「四国全体の交通網の課題と単線新幹線整備」、宍戸栄徳遍路とおもてなしのネットワーク事務局長から「お遍路ネットワークの課題と発展に向けて」についてそれぞれ説明されました。

その後、パネルディスカッションを行い、ご講演頂いた波床大阪産業大学教授に加え、上園政裕四国運輸局長、清水一郎伊予鉄グループ社長、同研究会の岩野政浩委員がパネリストとして参加、中村副会長がコメンテーター、藤本貴也同研究会委員長がコーディネーターを務めました。

その中では、「四国の活性化・地域振興に関する現状と課題、それに対するハード・ソフト両面での方策等」について、各パネリストより「新幹線整備における財源問題」や「クルーズ船振興策」など活発な提案が示されました。

終わりに、共催者を代表して、千葉昭四国新幹線整備促進期成会会長の挨拶があり、閉会となりました。

JAPIC国土・未来プロジェクト研究会では、引き続き、四国の自治体・関係団体等と連携を図りながら、プロジェクトの早期実現に向けた提言活動に取り組んで参ります。