11/18-19 国土・未来プロジェクト研究会「富岩運河・中川運河視察会」を開催しました。
2019年11月18-19日(月-火)にて、当協議会(JAPIC)の中村英夫副会長をはじめ、「国土・未来プロジェクト研究会(委員長:藤本貴也パシフィックコンサルタンツ(株)特別顧問)」の委員等総勢33名にご参加頂き、「富岩運河・中川運河視察会」を開催しました。
国土・未来プロジェクト研究会では、全国各地における経済の活性化や暮らしの豊かさを支える骨太のプロジェクトを研究し、一層実行を推進していくべく、先行事例等を視察する当該会を催行したものです。
視察会初日(11月18日)には、手本となる水辺空間整備を行っている「富岩運河(富山市)」を富山県土木部のご協力を頂き現地視察すると共に、富山大学 金山教授(都市デザイン学部都市・交通デザイン学科)にご案内頂きました。その後、同市のコンパクトシティ化に大きく寄与しているLRT(Light Rail Transit:軽量軌道交通)について、富山ライトレール(株)様の本社にお伺いし、成立の経緯や現状のご説明を頂きました。
視察会2日目(11月19日)は、プロジェクトの対象である「中川運河(名古屋市)」を往訪し、名古屋市住宅都市局及び(公財)名古屋まちづくり公社、(一社)中川運河キャナルアートのご協力を頂きました。道中では名古屋工業大学大学院 秀島教授(工学研究科)にご説明も頂きながら、現状の視察と今後の水辺空間整備に向けた議論を行いました。また、中川運河へ向かう道中では、世界遺産登録されている「白川郷」と電源開発(株)(J-POWER)が管理する発電専用ダムで、高さ131メートルと日本有数の規模を誇るロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダム)である「御母衣(みぼろ)ダム」及びダム湖底に沈んだ村から移植された「荘川桜」も視察しました。いずれも地方創生やインバウンド拡大などのヒントとなる景勝地・インフラでした。
国土・未来プロジェクト研究会では、名古屋新都心を創出するべく中川運河の水辺空間整備を提言していくと共に、引き続き全国各地における骨太のプロジェクトを研究して参ります。
視察会メンバー(左:白川郷、右:御母衣ダム)