11/6 「欧州先進インフラストラクチャー調査」の報告会を開催しました。
11月6日(月)、「欧州先進インフラストラクチャー調査」の報告会を鉄鋼会館にて開催し、約100名の方々にご参加頂きました。
JAPIC国土・未来プロジェクト研究会が10月1日~8日に欧州で調査したプロジェクトの概要や事業化・施工のポイント等が報告されました。今回調査した欧州の先進インフラ施設は、第二青函トンネル、名古屋の中川運河、京都の地下駐車場、四国の新幹線など、国土・未来プロジェクト研究会が提言した国内のプロジェクトの施工技術や資金調達方法に関して、具体的なヒントとなるものばかりです。
同研究会藤本貴也委員長(日本道路交通情報センター副理事長)が「我々の研究会では、20、30年先を見据えた骨太のプロジェクトを提案している。我が国ではインフラは維持更新の時代で新設ではないとの主張もあるが、欧米では大規模プロジェクトに積極的に取り組んでおり、ここ20年で予算も1.5倍~3倍に増えている。このような実態が国内ではあまり知られていない。成熟化社会においてもインフラ整備は重要という認識が国民に広がれば幸いだ」と挨拶されました。
報告会では、関連する事業も含め、①ミヨー高架橋(仏)②リヨン・コンフリュアンス地区開発(仏)③ジュネーブ・プラージュ駐車場(スイス)④ゴッタルド・ベーストンネル(スイス)⑤シュツットガルト21(独)⑥カールスルーエ・LRT(トラムトレイン)(独)、合計6つのプロジェクトの説明が行われました。更に建設コンサルタンツ協会や、みなと総合研究財団等のご賛同を得て、二つのプロジェクトを紹介しました。
国土・未来プロジェクト研究会としては、今回の調査内容を参考にし、提言したプロジェクトの具現化に向けて検討を進めて参ります。