11/1 シンポジウム「四国の未来を拓くリーディング・プロジェクト-BEYOND2020-」を開催しました。

11月1日(水)、四国経済連合会とJAPICの共催によるシンポジウム「四国の未来を拓くリーディング・プロジェクト」をサンポートホール高松(高松市)で開催し、約300名の方々にご参加頂きました。

JAPIC国土・未来プロジェクト研究会が2月にまとめた提言『未来を拓くリーディング・プロジェクト-BEYOND2020-』に基づき、「四国国際スポーツ都市構想」や、「単線方式を活用した『四国の新幹線』早期整備」など、四国地方で必要なインフラ整備のあり方について講演、パネルディスカッションが行われました。

開会にあたり、四国経済連合会の千葉昭会長は「少子高齢化が進む四国を持続的に発展させるには、官民一体の取り組みが必要だ。また、新幹線は特別なものではなく基礎的な交通インフラとなっているが、四国だけ整備されていないのは中長期的な発展の妨げになりかねない、早期実現に期待したい。」と挨拶されました。

講演では、JAPIC中村英夫副会長(東京都市大学名誉総長)が「四国という地域ブランドを発信し、需要創出をするプロジェクトが必要」と述べ、同研究会の大嶋委員から「四国国際スポーツ都市構想」、山﨑委員から「単線方式を活用した『四国の新幹線』早期整備」、越智委員から「世界に誇れる『瀬戸内海の再発見』と回遊型観光振興」について説明しました。藤井聡内閣官房参与、四国旅客鉄道泉雅文取締役会長からは「四国の新幹線」について必要性や整備手法、課題などをそれぞれ説明されました。

その後、パネルディスカッションを行い、ご講演頂いた四国旅客鉄道泉会長に加え、高知工科大学那須清吾教授、平井秀輝四国地方整備局長がパネリストとして参加、中村副会長がコメンテーター、同研究会藤本貴也委員長(日本道路交通情報センター副理事長)がコーディネーターを務められました。那須教授は「インフラなどの投資のない所に成長はない」、平井局長は「人口減少や過疎など四国は日本の課題先進地、四国の取り組みが試金石になる」とし、ダム再生事業やクルーズ船振興などについて、述べられました。

フォトレポート(pdf:6.43MB)

※以下、フォトレポート(PDF)のサンプル画像です。

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【開催概要】

「四国の未来を拓くリーディング・プロジェクト」(pdf:1.26MB)